病院の経理・アウトソーシングに関するコラム

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病院の経理業務でDX化を推進する理由 ~多様な働き方への対応~

基礎知識 2024.04.23

病院の管理部門は女性スタッフが多い職場である事から、産休や育休による休職するケースが一定の確率で発生します。また、昨今では介護による勤務時間の制限や休職も増えている為、業務の組立てと体制整備が求められます。これからの時代は、多様な働き方を実現する事と業務品質を維持し続ける事、コスト負担を抑える事の3つの視点がクリアできている事が当たり前の時代となります。

優秀なスタッフが出産や介護を機に退職となる事は病院にとって大きな損失です。育児休暇後や介護休暇後に安心して職場に復帰できる体制と仕組みを備える事が、スタッフから安心感のある職場となり、雇用が安定せず人材不足で悩んでいる病院との明確な違いとなり、あらわれてくるものと思われます。

特に首都圏以外の病院では新たなスタッフの採用が難しいケースが多い為、経理業務をテレワークと組み合わせて継続的に経理業務を行える仕組みの有無がポイントとなります。

子どもが小学生の低学年までは学校のスケジュールや風邪の流行により、休暇を取らざるを得ない事が発生しますし、親の介護も予定外に発生する事もしばしばです。その際にテレワーク体制が整備されていれば、業務を止める事無く支払業務も含めて実行できる事がスタッフの精神的負担を大幅に軽減する事につながります。

具体的には弊社の推奨は、会計ソフトはマネフォワードクラウド会計、債務管理のアプリ(ソフト)はバクラクを用いてAPI連携を行える体制を整備する事です。これらが整えば、自宅で業務を行う事も可能です。

ポイントは受取請求書が紙の請求書からPDFやデジタル請求書への移行が90%程度まで進めば、テレワークと出社して業務を行うハイブリッド形式で経理業務を行う事が現実的に可能となります。受取請求書のデジタル化は取引先企業の対応により濃淡がある為、移行の目途が立つまで半年から1年はかかる事が多く見受けられます。

上記のように経理業務をDX化していれば、スタッフが休職する期間だけ、経理業務を一時的に弊社のような病院専業のアウトソーシング会社に委託する事も選択肢の一つになります。

経理DX化を早期に取り組み始める事が、職員の突然の退職や産休・育休・介護にも慌てる事無く対応でき、スタッフの様々なライフプランに寄り添った環境整備にもつながるものと我々は考えています。

この機会に経理業務のDX化に着手する事を推奨致します。

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