病院の経理・アウトソーシングに関するコラム

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病院の決算スケジュール ~3月決算は4月末で仕上げる~

基礎知識 2024.09.20

3月決算が5月末のギリギリにしか仕上がらないばかりか、会計事務所から何の説明もなく納付書を渡される事への不満を、セカンドオピニオンの相談としてしばしばいただきます。そこで、弊社で実践している決算の考え方を説明し、決算スケジュールを図示致します。

弊社では、3月決算は4月末までに完成させる事がプロとしての役割として、実践をしています。

一方で、病院に特化している大規模な会計事務所でさえ、4月末までに決算を仕上げる考えとノウハウを持ち合わせていない事に愕然としたことがあります。

弊社が4月末に仕上げる事にこだわる理由は、現場で懸命に取り組んでいただいた経営結果を早く正確に理事長や事務長はじめ、経営幹部の皆さんに報告を行う事が、経営に緊張感をもたらし、一年間の総括を早々に行い、新しい事業年度に活かしていただきたいという思いの為です。この役割が、結果的にクライアントの業績貢献につながり、クライアントの利益につながると考えている為です。

医療法人と社会医療法人の2パターンの決算スケジュール

社会医療法人は監査法人対応や開示書類の作成、社会医療法人の定期報告書類の作成等、一般の医療法人よりも決算にかかる工程が多い為、決算スケジュールを分けて図示致しました。

特に社会医療法人の決算では、毎月の経理業務の組立てそのものをシンプルに整えたうえで、リーズナブルなソフトを用いて仕組み化する事で、マンパワーに依存しない持続的な体制づくりが求められています。しかし、上記考えは社会医療法人だからではなく、どの医療法人でも同じ考えと組み立てを弊社では実践し、全ての医療法人で効果を出しています。

決算を早期化する為には①経理スタッフの月々の業務の質を担保しながら業務量を削減する工夫を行う事、②結果的に質の高い月次決算を行う事、③病院側と会計事務所が同時に内容確認できるクラウド型での仕組み作り、が必要だと弊社は考えています。

弊社では、これらを充足させる為に、会計ソフトは「マネーフォワードクラウド会計」を、債務支払いソフトは「バクラク」を用いて、リーズナブルな仕組みと質の担保を図っています。

【1.医療法人】

【2.社会医療法人】

①従来よりも決算関連業務が増加

②従来よりも1か月前倒しで決算を完成

③新たに監査法人の監査に対応する質の担保

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