病院のM&A、事業承継時の経理業務のアウトソーシング
基礎知識 2025.01.14
コロナ後にM&Aの仲介会社やキャピタル会社や弁護士、監査法人から病院のM&A後の経理業務のアウトソーシングの相談をいただくケースが増えてきました。
ご相談をいただく主な内容を記載します。
① 買収した病院(医療法人)の経理業務全般を依頼したい
② 買収した病院(医療法人)の支払業務のみを依頼したい
③ 経理業務が増加する為、両法人の経理業務の再構築のための支援を依頼したい
いずれの場合も買収側のハンドリングで入出金管理を行いたいという意向です。
M&Aの際のアウトソーシング業務の難しさは、スタートするタイミングが流動的になる事です。最終合意のタイミングが予定よりも遅れるケースも多く、また、買収する病院の経理スタッフには当日まで情報を公開しないケースもある為、スクランブルで業務体制を整える事が求められます。
M&A時のアウトソーシングの依頼時には、買収側の経理の科目体系に変更、買収側の取引先への変更、支払いサイトの変更、支払手数料の変更、支払金融機関の変更等、事前準備や事前登録が必要な内容が多いため、できるだけ余裕を持った相談をいただければと考えています。
また、業績報告を買収側の報告資料に出来るだけ早いタイミングで軌道に乗せたいという意向も強いため、それらを考慮した優先順位を共有し、組み立てを行うように留意をしています。
弊社に相談をいただく場合は、病院専業のアウトソーシング会社という事で経験値の高さを評価していただいた相談内容が多く、短期間で業務を軌道に乗せてきた実績を考慮された結果だと考えています。ホームページを通じて、ご遠慮なくお問い合わせをいただければと存じます。