病院の経理・アウトソーシングに関するコラム

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最近増えている、病院やクリニックが会計事務所を変更する理由

M&A、事業承継 2025.07.16

病院が税務顧問を依頼している会税事務所の見直しを考えるタイミングは、所長先生の高齢化やスタッフの知識不足・経験不足、税務調査時の不満が多い理由ですが、最近増えている理由の一つに、院内の経理スタッフの退職等に備えた中期的な視点を考慮して、会計事務所の見直しの相談をいただくケースが増えています。

特にベテランの金庫番だった経理スタッフが定年退職の時期を迎えられている、または、定年を超えて勤務している病院は、退職後の経理業務に大きな不安を抱えられています。良くも悪くもベテランの経理スタッフに任せている為、経理業務そのものがブラックボックスになっている為です。現状の経理業務のマニュアル整備を求めても、忙しいからそんな時間がないと一蹴されるケースもあります。しぶしぶ業務マニュアルを記載したとしても、実務を引継げるレベルには程遠い内容の事も多いようです。また、引継ぐスタッフを採用してもまったく引継ぐ気がなく、新しいスタッフでは対応できない事を並び立てて引継ぎすらさせない方もいらっしゃいます。

そのような場合は、経理業務のアウトソーシングが可能な会計事務所にまずは、変更することが効果的です。

弊社のように病院専業の経理業務のアウトソーシング会社であり会計事務所であれば、最悪、経理業務の引継ぎがなくても経理業務を止めることなく実務を行う事は可能です。ベテランスタッフがいる間に、会計ソフトや債務支払いソフトの整備を進める事で、急なリカバリー体制を保持することが可能な為です。

グラフや資料をもとに会計ソフトや業務体制の整備を相談する様子

ベテラン社員がいる間に、部分的にも経理業務を外注化することが出来れば、さらにスムーズに進める事が可能になります。

理事長の承継問題がクローズアップされる時代となり、金庫番として病院を支えてきた経理スタッフの交代のタイミングが増加している事を実感します。ベテランの経理スタッフが体調を崩してから経理業務のアウトソーシング会社を探し始めるのでは、給与支払や取引先への支払いや納税、決算業務等に大きな影響が病院のスタッフや取引先にも及びます。また、引き受ける側のアウトソーシング会社にも大きな負荷がかかり、トラブル対応しながら進める事が想定される為、アウトソーシング費用も割高になります。前倒しの対応でソフトランディングできるように準備を整える事をお勧めいたします。

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