病院の税務調査 その⑥ 証憑書類、原資資料、疎明資料のデータ保存について
税務調査前または税務調査時にバタバタしない為の工夫の一つとして、証憑書類、原資資料、疎明資料と言われる資料を弊社はデータ化して仕訳に添付する事で、税務調査で落ち着いた対応を行えるように工夫をしています。
税務調査で資料開示や資料提供を求められる内容として、寄付金、棚卸の原資資料、補助金、資産計上の請求書、高額な経費の請求書や契約書、経費を按分計算した際の根拠資料、奨学金の金銭消費貸借契約書、決算整理仕訳を行った際の資料、消費税の計算根拠資料等、があげられます。
決算直後にはどこにファイリングし、どこにデータ保存をしたかの記憶は鮮明ですが、数年後にはその記憶もあいまいになり税務調査時に書類を探す事に多大な時間を要したり、保存したはずのデータを検索してもヒットしなかったりと苦労をする事がしばしばあります。
これらの課題を解決する方法の一つに、該当データを仕訳に添付する工夫の仕方があります。
弊社ではマネーフォワードクラウド会計を用いている為、該当する仕訳にデータ添付を行う事を社内ルールとして徹底しています。マネーフォワードクラウド会計では、仕訳にデータ添付をしても入力スピードに影響がない為、入力時にストレスを感じる事はありません。
税務調査時にお客様にご迷惑をお掛けする事無く、税務調査にも積極的に協力する事で、結果的に調査期間や調査時間の短縮につなげています。
また、備忘記録として、金融機関からの借入時の返済表やリース契約書を添付する事で監査法人の対応や社会医療法人の開示書類の作成も効率的に行う事が可能となります。
正しい税務処理を証明する事が納税者の責務である為、弊社ではこれらの事からも会計ソフトはマネーフォワードクラウド会計の一択としています。